西日暮里駅前こさか眼科では結膜弛緩症に対する日帰り手術を行っております。
加齢による変化で、下の結膜(白目)がたるんで下まぶたの上にしわができている状態で、中高年に多くみられます。
もともとは、顔のしわと同様に加齢性の変化であるので、特に治療されていませんでした。しかし、最近、この白目のしわである結膜弛緩症が、涙目やごろごろ感といった目の不快感の原因となることがわかってきたため、手術的な治療もなされるようになってきました。
また、結膜弛緩症はドライアイと深い関係があります。下まぶたに沿って弛緩結膜が存在するため、そこに涙がたまってしまい、肝心な角膜(黒目の表面)に涙が行き渡らなくなり、ドライアイと同じ状態になります。
◆ 涙があふれる
涙は下まぶたの上を耳側から鼻側に流れて鼻に落ちるようになっています。 結膜が弛緩していると涙の流れが邪魔されて外にあふれます。また、涙は結膜と下マブタの間に貯まるようになっていますが、弛緩した結膜がその空間にあるために涙が溜まらず外にあふれてしまいます。
◆ 結膜下出血
余った結膜の中にある細い血管は折れ曲がっています。まばたきでこの血管がこすれると血管が切れて出血します。
◆ 異物感
余った結膜がまばたきをするたびにこすられるため、眼がゴロゴロします。
◆ ドライアイ症状の悪化
ドライアイの人は、もともと涙が少ないため、結膜弛緩が加わると、涙が溜まりにくくドライアイの点眼薬も角膜にとどまらないためドライアイの症状を悪化させてしまいます。
弛緩して余った結膜を伸ばすか、切り取るしか治す方法はありません。
結膜弛緩症は、最近注目されてきた(以前は見過ごされてきた)病気です。
涙が出やすい、ゴロゴロする、白目の出血をくりかえす、ドライアイが良くならない、いろいろな点眼薬を使っても症状が改善しないようでしたら、結膜弛緩症の可能性があります。当院までお気軽にご相談ください。
西日暮里駅前こさか眼科
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